三木市史編さん事業
新三木市史編さん事業(2月6日)
展示会「地域の史料たち4」〜志染の近世〜
『三木市史』・『吉川町誌』が発刊されてから半世紀が経過しました。この間、研究の進展や新史料の発見・発掘がありました。また、三木市と吉川町が合併し、市域自体にも変化が出てきました。
しかし、かつての風習やしきたり、慣習が薄れてきており、災害によって資料が消滅するなど、歴史資料の散逸等の危機もあり、歴史を語り継ぐ人の高齢化により、早い時期に資料等の収集をする必要が生じてきました。
そこで、郷土の歴史を知り、郷土への愛着を育み、身近な歴史資料や文化財が人と人を結び付け、地域コミュニティの醸成につなげていくという背景から、新三木市史の編纂事業が企画されました。
新三木市史は、通史編と地域編からなり、特に地域編は市内10公民館単位で構成され、住民参加型で編さんされます。本年3月には、口吉川編が発刊されます。
また、次年度には、志染編も予定されており、その成果を発表する展示会が開催されています。
志染村は、現在の志染町のほか、緑が丘、青山、自由が丘、広野が含まれ、三木市の旧町村でも広い面積を占めています。
歴史的にも、播磨国風土記に「志染(志深)」の地名が出てきます。
古代から中世を経て、近世の志染の様子が今回の展示会で知ることができます。
志染地域には、多くの古文書や村地図など、様々な歴史史料が残っています。
展示されている村地図をよく見ると、集落や寺社、川や池、道や野山など、当時の姿を見て取ることができます。
会場は上の丸にあるみき歴史資料館です。
(月曜休館)
現在、旧上の丸庁舎(元三木女学校校舎)の解体工事が進められており、歴史資料館の出入り口は堀光美術館の裏手の道路側になっています。
神戸新聞三木版
※特別講演会「交通の要路ー古代・中世の志染ー」
3月8日(日) 13:30〜15:00
講師:田中隆次氏(三木市史編さん委員会委員)
会場:三木市立みき歴史資料館